心地よい眠りの為に…成長ホルモンの恩恵を受けましょう
質のよい眠りって?
前回の記事にて、夜更かしがいけない理由をお話しましたが、他にも次のような報告がなされています。
“メラトニン”に助けてもらおう!
人のからだは、もともと夜にからだを休めて眠れるように出来ているのです。
夜10時頃になると、脳の中では「メラトニン」という睡眠を促すホルモンが分泌されます。夜テレビをみていて、そのあたりの時間でウトウトしてしまうことはないですか?このとき、脳の中では快適な眠りにつくための準備が行われているんですね。
しかし残念ながら、私たちの現代の生活スタイルにおいて、夜10時の睡眠は正直難しいですよね…。残業だったり、サービス業の方はようやく仕事が終わって帰宅しようとする時間だったり。
メラトニンは夜10時頃から分泌されはじめますが、残念なことに明るい部屋に居続けると分泌そのものが抑制されるという報告がされています。逆に言うと、暗い部屋にいるとどんどん分泌されて心地よい眠りにつけるというワケです。せっかくカラダに備わっている機能ですから、可能であれば部屋の照明を少し暗くしてみる等の工夫ができると良いですね。また、遅くとも日付がかわる0時頃には、入眠したいものです。
大人になっても”成長ホルモン”?
成長ホルモンと聞くと、その名称から「それって子供の為のものじゃないの?」とついつい思いがち。実は大人の体でもしっかりと分泌されているそうです。
1.入眠から約2時間後に分泌される。
2.細胞の修復・疲労回復の効果
さらに、”コルチゾール“というホルモンも分泌されるようになります。これは成長ホルモンの分泌がピークになる2時間後には落ち着いていますが、成長ホルモンの分泌が穏やかになると急激に分泌が始まります。
コルチゾールは起床を助けてくれるホルモンで、成長ホルモンによるカラダのメンテナンスが終わると、体内のエネルギーを積極的に燃やしてエネルギーに変えてくれるのです。これにより明け方には上手に覚醒できるようになるのです。
最後に
近代化によって夜でも光があふれ、眠りを妨げていることに違いはありませんが、私たちの努力ひとつで快適な眠りは作れるのだということがわかりました。
睡眠は早めに、夜更かしはしない。
夜10時以降は、できるだけ部屋を暗く。
いかがでしたでしょうか?ぜひこれらを参考に、みなさんの生活の一部に取り入れてみてくださいね。
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